4月 6日(火) 「私の希望的観測ですが」

ジャーナリストの高野孟さんが、メルマガで「というわけで、私の希望的観測は!

冒頭に述べたように、すでにリバウンドから場所によっては第4波突入かと思える状態が進む中で、5月連休明けにはあちこちで緊急事態宣言発布。その中で今回の国際水泳連盟のような国際団体レベルでも国レベルでも五輪辞退がボロボロと出てきて、結局は東京五輪・パラは中止となるのではないか。結果として菅の政治生命は尽き、政治も一皮剥けて新次元を迎える。それが、最初から五輪誘致反対を唱えてきた私のそれこそ希望的観測である。

日本政府は、現時点で今後3カ月のコロナ禍状況の見通しを予測し、最善シナリオ、中庸シナリオに比べて最悪シナリオが50%以上の可能性を示すのであれば、それを理由に潔く五輪中止を決断すべきだろう。そうしないで「何としてもやるんだ」という精神論だけで突き進んで行って、結局のところ直前になってドタキャンで断念というのが超最悪シナリオで、この方がよほどこの国が負う傷は深い。
(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年4月5日号より一部抜粋・文中敬称略)

と「東京五輪中止」を論評しています。果たしてどう進んでいくのでしょうか?大阪は「聖火リレー」中止の方針です。

市民スポーツ&文化研究所

主に市民のスポーツ・文化活動からオリンピックまで、あらゆるスポーツ・文化(教育)に関する評論・講演・出版・企画・調査研究・振興支援活動を行っています。代表:森川貞夫(スポーツ社会学・スポーツ法学・社会教育・生涯学習専攻)